Ohne 水車

 

腕が 折れた
ナイフが 落ちた
香水が ため息ついた
スプーンが 光った
また アンドローニィが
すこし 青く
すこし 茶色く
憂鬱に 立っていた
彼のしたで 地面が
犬たちの魂を
呼んで 口笛を吹いていた

身体が 折れた
地面に クラック
ため息をつきながら 横たわった。
アンドローニィは ゆく
足をふりながら

 

1931年 1月)